NO.43 杉本先生の講演会~その3~

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2020年10月12日

NO.43 杉本先生の講演会~その3~

運動会無事に終えることが出来ました。保護者の皆様にはご協力そしてたくさんのご声援ありがとうございました。当日今まで以上の成果が出たこと、日々の積み重ねと子ども達の持っている力って本当に未知数だと改めて感じました。

杉本先生の講演会。「人間の幸せの4要素」はすべて繋がっていて、一つも欠けることなく大事な事だということについて前回お伝えしました。

この間降園時にお母さんから「家の子、最近ちょっとしたことでぐずれたり大泣きしたり言うことを聞かなくて困っています。」という相談を受けました。そんなときついついこちらに余裕がないと「も~いつもそうなんだから」「いつも言っているでしょう。」と言ってしまうことも・・・でも杉本先生がおっしゃった子どもがどんな状況でもどんな状態でもそのままのその子を受け止めることで「自分を見てくれている!分かってくれた!」と、それだけで安心するもの。安心すれば必要以上に不安になったりせず信頼できるのです。信頼できれば「大丈夫!」と気持ちを立て直していけるのです。だとすれば・・・

例えば・・・公園で遊んで帰るときまだ遊びたいと駄々をこねて大泣きしたとき、まず遊びたい子どもの気持ちを受け止め、「じゃあ、・・・になったら帰ろうか」「ちゃんと言うこと聞けてお母さん嬉しい」と言うとどうでしょうか、ちゃんと自分の言い分を聞いてくれた!お母さん喜んでくれている!心地よいこの行為を又したい!と思うようになっていきます。又、褒めるときも単に褒めるのではなく「よく我慢したね」「最後までよく頑張ったね」「自分のいけないところを反省して謝ることができたね」など行動、変化、成長を具体的に認めます。

要は叱るときも褒めるときも親の都合や感情に左右されずマイナスな面でなくプラスな面(ポジティブ 面)を見て伝えていけたらいいですね。

日々の生活が忙しくなかなか子育てに余裕なんてもてないものですが子どもは親が思う以上にたくましく、ちゃんと自分なりに考えているものです。子どもを信じてドン!と構えて「大丈夫だよ!」と丸々受け止めていきたいですね。

今回は心温まるエピソードです。、年少の男の子です、降園時にお母さんが、いろんなことに興味津々でなかなか帰れない子どもに対して。ついつい「早く!」と言ってしまいがちですが「家の子、いろんな事に興味を持っておおらかに育ってほしい!」とにこやかに見守りながらおっしゃっていました。それを聞いて「その子をそのまま受け止めているなー、丸ごと見守っていて素敵だなー」と思いました。

年長の女の子です。おやつの時、友達がこぼした姿を見てさっとティッシュを取りに行きふいてあげていました。こちらから言う前にちゃんと気付いて行動出来る姿に温かい気持ちになりました。保育園で頑張っている子は大丈夫!ではなくてそんな子こそしっかり気持ちを思いを受け止めて、私たち大人が素直に「ありがとう」と嬉しい気持ちを伝えて子どもの気持ちに寄り添っていきたいと!と改めて感じました。

次回、運動会エピソードをお伝え出来ればと思います。

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